「電卓なんて、どれも同じじゃないの?」
そう思っている方もいるかもしれませんが、簿記や経理の現場では“電卓選び”が仕事の効率と正確さを大きく左右します。
特に、日商簿記検定を受ける方や、日常的に経理業務を行う方にとっては、自分に合った電卓を選ぶことが“合格”や“ミスのない処理”につながる大切なポイントです。
本記事では、
簿記・経理で電卓を選ぶときのチェックポイント
用途別におすすめのモデル
試験対応や実務で役立つ機能の比較
を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
「簿記の勉強を始めたばかり」
「電卓を買い替えたい」
「もっと作業効率を上げたい」
そんな方は、ぜひこの記事を参考にして、あなたの作業スタイルにぴったりな“相棒”を見つけてください!
簿記・経理向け電卓を選ぶときの5つのポイント
簿記や経理で電卓を使うなら、“何でもいい”ではなく、“目的に合った機能や仕様”をしっかり見極めることが大切です。
ここでは、電卓選びで失敗しないための5つのチェックポイントを解説します。
① 桁数は「12桁以上」が基本!
経理や簿記では、大きな金額や桁数の多い計算を頻繁に行います。
12桁以上表示できる電卓を選べば、見やすく安心して使えます。
とくに法人経理では、6桁〜8桁を超える計算が当たり前。
→ 10桁以下では表示が足りず、ミスにつながることも。
② 「税計算」「日数計算」など実務に強い機能をチェック
最近の電卓には、簿記・経理業務を支える便利な機能が多数搭載されています。
主なおすすめ機能:
【税計算キー】…消費税の加算・減算がワンタッチ
【日数計算キー】…伝票処理や請求書作成で日付の差を自動計算
【GTキー】…複数の合計を記録して一括表示
【MUキー】…粗利や利益率の逆算も簡単!
特に「GT」「MU」「税率設定」などは、時短・ミス防止に大きく貢献します。
③ キータッチ音やキー配列にも注目
毎日使うものだからこそ、打ちやすさやストレスのなさも重視すべきポイントです。
音が静か or カチッとした感触があるか
キー配列が標準的で、指の動きに合っているか
指が引っかからずにスムーズに操作できるか
店頭で触ってみたり、ネットでもレビューを参考にすると◎
④ 簿記検定対応か? 試験ルールに合っているか確認
日商簿記をはじめ、簿記検定には持ち込み電卓のルールがあります。
※関数電卓や印刷機能付き、音が出るものはNGです。
合格を目指す方は、必ず「日商簿記対応」と明記された電卓を選びましょう!
⑤ 信頼できるメーカーを選ぶ
耐久性・サポート・機能性を考えると、実績のある電卓メーカーの製品がおすすめです。
定番メーカー:
CASIO(カシオ)
SHARP(シャープ)
Canon(キヤノン)
簿記・経理向けに特化したラインも多く、プロにも愛用されています。
まとめ
電卓選びは、「なんとなく」で済ませず、次の5つの視点で選ぶのが成功のコツ:
表示桁数は12桁以上
実務に役立つ機能がついているか
キーの打ちやすさ・音もチェック
検定対応モデルか確認
実績あるメーカー製を選ぶ
タイプ別|おすすめ電卓モデルを徹底比較!
電卓と一口に言っても、機能・サイズ・操作性などはさまざま。
簿記の学習用・経理の実務用・試験対応用など、目的に応じて「選ぶべきモデル」も変わってきます。
ここでは、用途別におすすめの電卓モデルをわかりやすくご紹介します。
初心者・日商簿記3級の学習向け
おすすめモデル:CASIO ジャストタイプ(JW-200SCシリーズ など)
見やすい液晶+12桁表示
シンプルで必要十分な機能
カラーバリエーションも豊富で気分が上がる♪
「まずは簿記を始めたい」「使いやすくて手頃な電卓が欲しい」人にぴったり。
簿記検定(2級・1級)受験者向け
おすすめモデル:SHARP EL-N942X/CASIO JS-20WK
試験持ち込みOKの「日商簿記対応モデル」
キーの配置や押しやすさが計算スピードを後押し
GT、MU、税率設定キーなど便利機能も充実
検定合格を目指すなら、“手になじむ電卓”を本番まで使い込むのがおすすめ!
経理・会計の実務向け
おすすめモデル:CASIO DS-20WK/Canon HS-1220TUG
デスクに置いて使いやすい大型サイズ
税率2種類の切り替え、日数計算、メモリー機能など業務向け
二重表示や静音設計でストレスフリーな入力が可能
社内経理・総務などで毎日使うなら「操作性と機能性のバランス」が大切です。
こだわり派・プロ仕様モデル
おすすめモデル:CASIO JS-40TAB/SHARP EL-G37
メタルボディ・静音キー・プロフェッショナルデザイン
指が吸い付くようなキータッチで長時間の作業も快適
高機能だけでなく見た目も上品で長く使える
簿記上級者・会計士・税理士補助など、経理の“相棒”として末永く活躍してくれます。
まとめ|自分の目的に合った電卓を選ぼう
タイプ | おすすめモデル | 特徴 |
---|---|---|
初心者・学習用 | JW-200SC など | 軽量・見やすい・おしゃれ |
検定受験者向け | JS-20WK/EL-N942X | 試験対応・高機能・押しやすい |
実務向け | DS-20WK/HS-1220TUG | 税計算・日数計算などで経理をサポート |
プロ・長期使用向け | JS-40TAB/EL-G37 | 高級感・静音・耐久性に優れる |
簿記検定に持ち込める電卓のルールとは?
簿記検定、とくに日商簿記では、試験に持ち込める電卓の種類に明確なルールがあります。
「せっかく慣れた電卓が使えなかった…」なんてことを防ぐためにも、事前にチェックしておくことが重要です。
持ち込みOKの電卓の基本条件(2024年現在)
日本商工会議所(日商)の公式ガイドラインによると、持ち込み可能な電卓は以下の条件を満たす必要があります。
持ち込み可能な電卓の条件:
計算機能のみのもの(関数電卓・プログラム電卓はNG)
印刷機能・音が出る機能が付いていないこと
電卓本体に「計算式を記憶する機能(メモリー履歴機能など)」がないもの
スマートフォン・タブレット・PCなどは使用不可
サイズ制限はないが、机に置いて操作できるサイズが望ましい
❌ NGになる電卓の例
以下のような電卓は、日商簿記検定には持ち込めません。
「√(ルート)」や「EXP(指数)」などの関数キーがついた関数電卓
印刷機能つき(ロール紙が出るような)電卓
複数行表示で履歴が残るタイプ
音が鳴るタイプ(ピッという入力音など)
スマホの電卓アプリ、タブレット
検定会場での判断により、使用が認められないこともあるので、事前確認を忘れずに!
日商簿記が推奨する「おすすめ電卓のタイプ」
公式に推奨機種はありませんが、一般的に以下のようなモデルが“安心して使える定番”とされています。
CASIO JS-20WK/SHARP EL-N942X/Canon HS-1220TUG など
キー配置が標準的で、12桁表示・メモリー機能あり・関数なし
検定対策講座などでもよく使われる定番モデル
まとめ|検定前に“電卓ルール”を必ずチェック!
電卓は「計算機能のみ」であることが大前提
関数・印刷・履歴・音などの余計な機能があるとNG
迷ったら、「日商簿記対応」「簿記検定対応」と書かれたモデルを選ぶのが安心
試験本番で使い慣れた電卓を使えるように、早めの準備がおすすめです。
電卓の意外と知らない便利機能&操作のコツ
電卓は「ただの足し算・引き算の道具」と思われがちですが、
実は経理や簿記の作業を劇的にラクにしてくれる“便利機能”がたくさん搭載されています。
ここでは、意外と知られていないけど実務や試験で役立つ電卓機能&使い方のコツを紹介します。
GTキー(グランドトータル)
「複数の計算結果の合計を一発で表示」できる便利キーです。
例:
3,000+2,000=5,000(GTに記録)
1,500+1,500=3,000(GTに記録)
→ GTキーを押すと「合計 8,000」が表示される!
試験でも実務でも、「部分集計」を一括で管理できて超便利です。
MUキー(マークアップ計算)
原価に対して何%の利益を乗せるか(または逆)を一瞬で計算できます。
例:
原価10,000円に30%の利益を上乗せした価格を出したい場合:
10,000 → MU → 30 → = → 結果「13,000」
粗利計算や見積作成の場面で大活躍!
税率設定キー(税+/税−)
消費税を含めた金額 or 抜いた金額をすばやく計算できます。
例:
税込価格13,200円の税抜価格を知りたい:
13,200 → 税− → 結果「12,000」
税込⇄税抜の切り替えが必要な経理実務で重宝します。
メモリー機能(M+/M−/MR)
一時的に数値を保存しておける機能。
M+で加算、M−で減算、MRで呼び出しができます。
手計算で一時保存 → 最後に合計 → 見直し、という流れがスムーズ。
操作のコツ|使いこなせば「速く」「正確に」
同じ作業をする時は「GT+M+の組み合わせ」が強い
よく使うキーの位置を指で覚えると“ブラインド入力”も可能に
「キーの音がある方が入力リズムが取りやすい」と感じる人も多いです
使い込むほどに「作業スピードと正確さ」がアップします!
まとめ|電卓は“ただの計算機”じゃない!
便利機能を知って使いこなせば、試験では時間短縮、実務ではミスの防止と効率化につながります。
今お使いの電卓に「GTキー」「MUキー」「税計算キー」がついているなら、
今日からぜひ活用してみてください!
まとめ|自分に合った電卓を選んで簿記・経理を快適に!
簿記の勉強や経理の実務において、電卓は「相棒」とも言える存在です。
ただ計算できればいい――ではなく、使いやすさ・機能性・信頼性まで考慮して選ぶことで、作業の効率も正確性も格段にアップします。
この記事では、
簿記・経理での電卓選びのポイント
目的別におすすめのモデル
試験ルールや便利機能の使い方
などを詳しくご紹介しました。
✔ 電卓選びのポイントをおさらい!
・12桁以上の表示で見やすいものを
・税計算・GT・MUなどの機能で効率UP
・キー配列やタッチの好みも大事
・簿記検定対応モデルかどうかを事前確認
・実績あるメーカー製を選んで安心
どんなに良い電卓でも、使いこなせなければ宝の持ち腐れ。
ぜひ、あなたの目的や使い方に合った電卓を選び、
「早くてミスのない簿記・経理ライフ」をスタートさせましょう!