私はいわゆる「HSP(Highly Sensitive Person)」──
人よりも感受性が強く、音や光、人間関係のちょっとした変化にもすぐに気づいてしまうタイプです。
正社員、アルバイト、パート…いろいろな仕事に挑戦してきましたが、どれも長く続けることができませんでした。
オフィスのざわざわした空気に疲れる
周囲の表情や声のトーンに気を使いすぎてぐったり
小さなミスでも必要以上に落ち込んでしまう
「働くことって、こんなにつらいものなの?」
「私に向いている仕事なんてあるの?」
そう悩み続けていたとき、偶然出会ったのが“簿記”でした。
簿記の勉強を始めてから、「もしかして、こういう仕事なら自分でも続けられるかもしれない」と思えるようになりました。
そして実際、今では無理せず働けていて、「やっと自分らしく働ける場所が見つかった」と感じています。
この記事では、HSPの私がなぜ簿記に救われたのか、どんな働き方ができているのかを、実体験を交えながらお伝えしていきます。
HSPにとって“仕事が続かない理由”とは?
「仕事が続かない」「すぐに疲れてしまう」──
HSP気質のある人にとって、これはとてもよくある悩みです。
かつての私も、何度も仕事を辞めては、「自分が弱いせいだ」と責めていました。
でも今思えば、それは「合っていない環境で頑張りすぎていた」だけだったのです。
■ 周囲に気を使いすぎて疲れる
HSPの人は、周囲の表情や雰囲気に敏感で、必要以上に人の感情を感じ取ってしまう傾向があります。
上司が少し無口なだけで「怒ってる?」と不安に
同僚のトーンがきつく感じて一日中落ち込む
人間関係に敏感なぶん、職場の“空気”に気を取られてエネルギーを消耗しやすいのです。
■ 音・光・人の動きなどに敏感で集中しにくい
パソコン作業中に後ろを人が通るだけで気になる
雑音や電話の音が気になって集中できない
強い照明や空調でも疲れてしまう
一般的なオフィス環境は、HSPにとって「小さなストレスの積み重ね」になりがちです。
■ 自己否定しやすく、自信をなくしやすい
HSPは「自分は人と違う」と感じやすく、周囲と同じように働けないことに罪悪感を抱きがちです。
休憩が多いと「甘えてるかも…」と思ってしまう
仕事が続かないと「私は社会不適合?」と感じてしまう
本当は「その仕事が合っていなかっただけ」なのに、自分を責めてしまいがちです。
まとめ
HSPの人が仕事を続けるのが難しいのは、「性格の問題」ではなく、自分に合った働き方や職場に出会えていないだけです。
無理に“普通の働き方”に合わせるのではなく、「自分の感覚に合う仕事を見つける」ことが大切なのだと、私は簿記に出会って初めて気づきました。
次は、そんな私がどうやって簿記という選択肢に出会ったのかをご紹介します。
そんな私が出会ったのが「簿記」だった
仕事が続かないことに悩み、自分を責めるばかりだった頃、たまたまネットで見かけたのが「簿記の資格を取って在宅ワークを始めた」という体験談でした。
「簿記って、なんか難しそう」
「経理とか数字って、特別な人のものじゃないの?」
そんな先入観を持ちながらも、気になって少しずつ調べてみたところ、あることに気づいたんです。
■ コツコツ、静かに、自分のペースで進められる
簿記の勉強は、決して派手なスキルではありません。
でもそのぶん、静かに、自分ひとりで、じっくり取り組めるのが大きな魅力。
誰かと競う必要もない
自分のペースで勉強を進められる
ルールに沿って、正確に処理していく作業が心地いい
「これ、もしかしてHSPの私に合っているかも」と直感的に思いました。
■ 数字と向き合う=人間関係に疲れない
HSPの私は、感情の起伏が大きな職場や、曖昧なコミュニケーションが苦手です。
でも簿記は、数字や事実と向き合う世界。
そこにあるのは“正解”か“ルール”だけ。
人の顔色や空気を読む必要がありません。
「ああ、こういう“感情に振り回されない作業”が、私には必要だったんだ」と気づきました。
■ 資格があれば、働き方の選択肢が広がる
簿記の資格は、企業の経理・事務・会計アシスタントなど、幅広い職種に応用できます。
また、在宅ワークや副業、フリーランスの道も視野に入れることができるため、「職場環境に縛られすぎない働き方」が叶いやすいのも大きな魅力です。
まとめ
簿記は、HSPの私にとって「初めて無理なく続けられそう」と思えた仕事でした。
この出会いがあったからこそ、今では自分の特性を理解し、受け入れながら働けるようになりました。
次は、「簿記がHSPに向いていると思った5つの理由」をご紹介します。共感していただけるポイントがきっとあるはずです。
簿記がHSPに向いていると思った5つの理由
簿記を学び始め、実際に仕事に活かす中で私は確信しました。
「これはHSPの私にぴったりの働き方だ」と。
ここでは、私自身の実体験をもとに、「簿記がHSPに向いている」と感じた理由を5つにまとめてご紹介します。
1. 人と深く関わらずにできる
簿記の仕事は、基本的に数字と資料を相手にする作業です。
職場でも「業務的なやりとり」が中心で、感情のやりとりが少ないため、人間関係のストレスが最小限で済みます。
気疲れや気遣いに敏感なHSPにとって、この“距離感”はとても安心できます。
2. 業務が明確で、予測しやすい
HSPは、予定外の変化や不確定な状況が苦手な傾向があります。
簿記の仕事は、ルールが明確で「何をすればいいか」がはっきりしているのが特徴です。
想定外のトラブルが少なく、「計画通りに進む安心感」があります。
3. 静かな環境で集中しやすい
経理・会計の仕事は、集中力が必要なため、静かな環境が整っていることが多いです。
また、在宅ワークでも対応しやすいため、自分にとって心地よい空間で働ける選択肢も広がります。
外部の刺激に弱いHSPにとっては、大きなメリットです。
4. 在宅やフリーランスなど働き方の幅がある
簿記は、資格とスキルがあればパート・正社員・在宅ワーク・副業など、柔軟な働き方が可能です。
「毎日満員電車に乗る」「人が多い場所で働く」ことが苦手なHSPにとっては、場所や時間を選べることは大きな安心要素になります。
5. 成果が数字で評価されやすい
簿記の業務は、間違いが少なく正確であることが求められます。
逆にいえば、「結果が明確=評価も客観的」であり、感情や人間関係に左右されにくいのが特徴です。
HSPの人が苦手な“あいまいな評価”や“気分による評価”を避けられる点でも、相性が良いと感じました。
まとめ
簿記の仕事は、HSPの特性とうまく調和する働き方だと思います。
「なんとなく生きづらい」「どんな仕事も長続きしない」と感じていた私が、初めて「これなら続けられるかも」と思えた理由が、ここにあります。
次は、実際に私がどのような働き方をしているのか、簿記を使ってどのように働いているのかをご紹介します!
私が「簿記の仕事を続けられた」理由と実際の働き方
これまでどんな仕事も長続きしなかった私が、初めて“続けられている”と実感できたのが、簿記の仕事でした。
ここでは、実際にどのような働き方をしているのか、そして「なぜ続けられているのか」をリアルな視点でご紹介します。
■ 働き方①:パート経理として職場に勤務
現在、私は週3日、地元の小さな会社でパート経理として働いています。
主な業務は、伝票入力や仕訳作業、請求書の作成、月次決算の補助など。基本的にはマニュアル通りのルーティンワークが中心です。
決められた仕事をコツコツこなすだけなので、「今日は何をするの?」と迷うことがありません。
■ 働き方②:在宅で副業として仕訳入力の仕事も
クラウドワークスなどのサービスを通じて、在宅で仕訳や帳簿入力の副業もしています。
静かな自宅で、好きな時間に作業できるこの働き方は、HSPの私にとって理想的でした。
「今日は集中できそうだな」と思う日に一気に作業することで、ストレスなく続けられています。
■ 続けられている理由①:無理をしなくていい
一番大きな理由は、「無理をしないでいい環境を自分で選べたこと」でした。
感情を押し殺すことも、常に誰かに気を使うこともない。
「できること」に集中できる仕事は、自然と続けられるものなんだと気づけました。
■ 続けられている理由②:努力が数字で返ってくる
簿記の仕事は、知識や経験が積み重なるほど、「できること」が目に見えて増えていきます。
成果が評価されやすく、自信にもつながるため、「もっと頑張ってみようかな」と前向きに思えるようになりました。
まとめ
「自分には合う仕事なんてない」と思っていた私でも、簿記という道に出会ったことで、初めて“自分らしく働ける場所”を見つけることができました。
HSPだからといって、働けないわけじゃない。
自分に合った“やり方”と“場所”を見つけることが何より大切だったのです。
次は、HSPのあなたに伝えたいメッセージをお届けします。
HSPのあなたに伝えたいこと
もし今、あなたが「仕事が続かない」「自分に合う働き方がわからない」と悩んでいるのなら、
それはあなたの努力が足りないからでも、気が弱いからでもありません。
ただ、まだ“自分に合った仕事”に出会えていないだけなんです。
■ 「HSPは働けない」なんて思わなくていい
HSPは、感受性が強くて傷つきやすい反面、
一度「心地いい場所」を見つけられれば、とても丁寧に、誠実に働くことができる人たちです。
だからこそ、自分に合った仕事に出会うまでは遠回りしてしまうこともありますが、
それは「弱さ」ではなく、「繊細で正直な感性を持っている証」です。
■ 自分に合う環境を、自分で選んでいい
社会にある“普通の働き方”に合わせる必要はありません。
人が多い場所が苦手なら、静かな環境で働けばいい。
長時間がきついなら、短時間や在宅という選択肢もあります。
「この働き方なら、自分でも続けられるかも」
そう思える仕事を選ぶことは、甘えでも逃げでもなく、賢い選択だと私は思います。
■ 簿記はHSPにとってひとつの希望になり得る
もちろん、すべてのHSPに簿記が合うとは言いません。
でも少なくとも私にとっては、「やっと見つけた」と思える働き方でした。
自分のペースで学べる
静かな環境で働ける
感情ではなく数字と向き合う仕事
そういうものを求めているなら、簿記という選択肢は、きっと心強い味方になります。
最後に
あなたにも、きっと「続けられる仕事」「心地よい働き方」があります。
焦らなくて大丈夫。少しずつで大丈夫。
私の体験が、そのヒントのひとつになれたら嬉しいです。